「さきがけ」の芸術
この間の三連休に、京都国立近代美術館の「生活と芸術-アーツ&クラフツ展」と、神戸市立博物館の「コロー展」を見に行ってきました。

まずは、アーツ&クラフツ展から(写真はチラシです)。
アーツ&クラフツ展
アーツ&クラフツとは、19世紀後半、ウィリアム・モリスらが提唱した芸術運動。
産業化・工業化が進むことで生活が無機質になるのを懸念したモリスらは、昔からある手仕事に芸術性を見出し、それを再び暮らしに取り戻そうと提案しました。
この展覧会では、家具や壁紙など、身近なものが展示されているのですが、手作りの良さや自然の美しさが効果的に取り入れられていて、モリスたちが目指したものがなんとなく分かるような気がしました。
また、アーツ&クラフツの精神は、自然をモチーフにしたアール・ヌーヴォーにさきがけているとの解説もありました。最初は酷評されていたアール・ヌーヴォーに好意的な評価をしたのもアーツ&クラフツの提唱者たちでした。
なるほど、壁紙のツタ模様や女性をモチーフにしたポスターなどは、どこかアール・ヌーヴォーと通じるものがあります。
さらに、アーツ&クラフツ運動は日本にも入ってきていて、昭和初期に柳宗悦らが「民芸」運動として展開させました。なんと、この「民芸」運動を実現した家(三国荘)の一部も再現されていて、本当にびっくりでした。
今回はデザインがテーマの展覧会なので、ミュージアムショップも普段に使いやすそうな柄で可愛かったです。
ただ、気に入ったピアノ(キャビネットみたいな中に入ってて、扉の裏と表でデザインが違うの)のポストカードがなかったのは残念…。ポストカードも自体ももう少しあればいいんですが。

展覧会を見てから、烏丸御池まで足を伸ばして、京都国際工芸センター内の期間限定ショップ「ギャラリー源氏」へ。
ギャラリー源氏
源氏物語千年紀ということで、高そうなものからちょっと笑えるものまで、さまざまな源氏物語グッズがありました。
私はモダンな柄の「源氏物語手ぬぐい」を買いました。
「akashi」とか「aoi」とか、ローマ字で書いてあって面白いんですよ~。

ちょっと疲れたので、お茶でもしようかなと思ったんですが、この日はどこもかしこも満員!本当に11月の京都はスゴイ人出だ…。
仕方ないので、三条会商店街までフラフラ歩いて行って「さらさ3」へ。
さらさ3
ここは以前に前を通ったことはあったんですが、入るのは初めて。
アットホームな感じのする、あったかーいカフェでした(^^)
ここでチャイとスコーンを頼んだんですが、チャイ最高!
スパイスもきつすぎずちょうどいい位でした。
チャイとスコーン
さらに、スコーンには自家製のイチジクジャム付き!おいしかったです。

せっかく三条会まで行ったので、前に閉まっていた昔菓子屋さん「格子屋」へ足を伸ばしました。
格子屋
やっと、念願の名物商品「どろぼう」を買うことができました!
「どろぼう」とは、かりんとうの一種なんですが、ドロボウしてでも食べたいくらい美味しいという意味だそうです。
家で食べたけど、本当に美味しかったです!

翌日は神戸市立博物館「コロー展」へ。
コロー展
コローの絵は今まであまりじっくりと見たことがなかったので、この機会にと思って見てきました。
風景画の壮大さと優しさ、とりわけ、葉が煙るような木の描写が気に入りました。
おもしろかったのは、前日の「アーツ&クラフト」がアール・ヌーヴォーのさきがけとなったように、コローもまたバルビゾン派や印象派のさきがけになっているということ。
この展覧会には、印象派など、コロー以外の絵もあって、その発展の仕方がよく分かりました。
あと、コローと同じ景色を描いても、描く人によってタッチが全然違うのが興味深かったです。
今回はミュージアムショップにポストカードがいっぱいあって、5枚ほど買ってしまいました(笑)。

この日のランチは、超久しぶりにオリエンタルなカフェ「HASU」でいただきました。
ほんとに何年ぶりだろう?
メニューはHASUのまぜごはんです。鮭そぼろと野菜、蓮の実が入ってます。
HASUまぜごはん
神戸はやっぱりおしゃれなカフェが多くて楽しいな♪
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