おくりびと
昨日、舞台版「おくりびと」を見てきました。
舞台は映画版の7年後という設定。
映画同様、重いテーマがありながらも、人々の日常の思いをチェロの優しい音色に乗せて描いています(今回の音楽は生演奏。それにプラスして勘太郎さんの演奏も少し聞けます)。
そして今回、大悟(中村勘太郎さん)と美香(田中麗奈さん)夫婦は「死」にもっと向き合わなければならない立場に直面します。
つらく悲しい中で、弦楽器の先生・恵子(映画版には出てこない新しい登場人物)が言った「悲しみは消えません。でも、いつかトゲがとれてやわらかい悲しみに変わります」という言葉が印象に残りました。

勘太郎さんはやっぱり映画のモックンよりも全体的に若く感じるけれど、子どもに向き合う父親の優しさも、子どもを失いどうすればいいのかということも考えられなくなるほどの悲しみも、こちらにしっかりと伝わってくるリアルな熱演。歌舞伎では何度か見ましたが、現代劇でも上手いですね。
田中麗奈ちゃんは生で見ると私の友達に似てる(笑)。…というのはまあいいとして、こちらもまだ若く独身なのに、きちんと母親らしい感じがあってよかったです。
NKエージェントの社長役・柄本さんは、どんな舞台でも映画でもドラマでも、いつも自然体な見せ方をする方だなーと思いました。「当然の如くそこにいる」という雰囲気が素晴らしいと思います。
真野響子さんも、「宿命」での野心的で美しい母親とは全然違った優しくも芯の強い女性役が素敵でした。それにしても、いつもお綺麗ですねー!
大悟と美香の息子・哲士役の石田愛希くんは小学校一年生という設定よりはもっと大きいんですが、子供の頃の神木隆之介くんに似た雰囲気があり、チェロの演奏も上手かったと思います。
あと、おばあちゃんの役をやっていた佐藤真弓さんって、もしかして、シュガーコーンの宣伝の「パリッといきましょ」って人?!

先月からずーっと続いた怒涛の観劇ラッシュもひとまずお休み。
次は来月の七月大歌舞伎です。
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