「花の武将(ひと) 前田慶次」
昨日、松竹座で「花の武将(ひと) 前田慶次」を観てきました。
ストレートプレイなので展開が遅かったらやだな…と思ってたんですが、さすがに「傾き者」を主人公にしているだけあって、シンプルなセットや回り舞台での素早い場面転換、ミュージカル的なシーンも用いてとてもスピード感があったと思います。
それと同時に、原作「一夢庵風流記」を書いた故・隆慶一郎氏の、世間の枠からはみ出した者たちへの愛情、思いの深さを感じることができました。

それにしても、慶次は漫画「花の慶次」から抜け出してきたような大胆な衣装!虎の革とかラメとか使ってます。
そして、それに見合うだけの豪気さと熱さを持ち、同時に繊細さや優しさも持ち合わせている。
男心に男が惚れる、スーパーヒーローなんですよね。
しかも、その「惚れる」側の男たちも、慶次が惚れるような心意気を持っているから、そこに友情が生まれるんですね。
男が惚れるなら、もちろん女も惚れる。
前田家の奥方・まつと旅芸人の伽耶姫、二人に愛されてモテモテです(笑)。
女性達も、戦国時代らしく豪胆さと気丈さがあって素敵です。
愛馬・松風も登場!!馬の脚に人間が入ってるんですが、かなり大きくて「あー、これでこそ松風だわー」と思ってしまいました(笑)。
馬なのにうなずいたりして、漫画よりもちょっと可愛い感じでした。
今回の敵役はもちろん、秀吉や家康といった権力者側なんですが、彼らも、それだけの権力を握ることのできるいやらしさや魅力をしっかり持っている。
ここはベテラン勢が大健闘でした。

あとは、もう少し全体のバランスが揃えば更に良くなるかな。
ともあれ、面白かったので、「一夢庵風流記」も読んでみたくなりました。
スポンサーサイト