映画「大奥」
この秋話題の映画「大奥」を見てきました。
ホントはもっと後に見に行く予定をしていたんですが、昨日の朝の番組で宣伝しているのを見て、待ちきれなくなってしまい、今日朝一番のを見に行きました。

公開2日目で早くもネタバレというのも何なので、今日は隠しますね。



この映画の一番の話題は「男女逆転」。
江戸城は史実でも「表」は男ばかり、「大奥」は女ばかりだったので、映画の中で、たまにどちらが「奥」でどちらが「表」なのか分からなくなっちゃって、頭がクラクラしそうになったんですが(笑)、逆転させることで却って、男にも女にも同じ性質・同じ部分があるんじゃないかなーと感じました。
男女どちらであっても、大奥のような「優雅なる牢獄」に置かれると、皆同じようなことをしてしまうんだろうな…(表の権謀術数も然り)。
水野(二宮くん)の「皆の心は暗い」というモノローグや、久通(和久井映見さん)の「大奥とは本当に非道なところでございますな」というセリフが全てを物語っているような気がします。

ニノはめちゃくちゃイケメンというわけではないんですが、どこか色気があって、和物が意外とはまりますね。
東京の下町出身ということで、べらんめえな江戸っ子言葉はさすがだなと思いました。
将軍・吉宗の柴咲コウさんは、あの「下がりゃ!」が圧巻。真摯に民の暮らしを考える気持ちを感じました。
そんな吉宗が微笑みながら「私も女であったということか…」とつぶやくのは可愛らしかったな。

「美男三千人の世界」といわれる大奥だけあって、松島(玉木くん)や鶴岡(大倉忠義くん)の美しさが印象的。
そんな美男揃いなので、いわゆるボーイズラブ(衆道といったほうがいいのか?)も、妖しくはあるけれど生々しくはなく、美しく描かれていると思います。
そして、ただビジュアルとして描くだけではなく、恋慕する松島が水野に目をかけるのではないかという嫉妬のあまり悲劇に突っ走る鶴岡や、水野のすがすがしさに恋してしまう垣添(中村蒼くん)の清純な愛といった心情もしっかり描かれているのがよかったな。
垣添が「思い出を…」と言って真っ赤になってうつむいているのは女の子みたいで可愛かった~。

やっぱり上手いなぁ~!と感心させられたのは阿部サダヲさん。いつもはコミカルな役で注目されることが多いですが、今回はシリアスなところをしっかり見せてくれたと思います。
金子ノブアキさんも美味しい役どころで、良い見せ場があったと思います。
佐々木蔵之介さんは大奥総取締・藤波役で、思ってたより男っぽい感じ。でも、松島との衆道シーンの表情は妖艶だったな。
そういえば、松島役の玉木くんとは「鹿男あをによし」で共演してたなぁ…。「鹿男」のおばあちゃん役だった鷲尾真知子さんは、フジテレビ「大奥」の常連…。なんて「大奥」関係者の多い「鹿男」なんだ(笑)。
「鹿男」関係ないけど、堀北真希ちゃんも「篤姫」で和宮だったんで、「大奥」に関係が深いなぁ…。

映画の中の物語は「これから始まり」というようなところで終わっていたので、また映画なりドラマなりで続編を作って欲しいなと思いました。
原作は、この「吉宗編」で一旦終わっていて、そこから三代将軍家光の頃の話になるようなので、フジテレビの「大奥・第一章」みたいな感じで作っても面白いと思います。

原作を読もうと思っていた矢先の映画化決定で、コミックスを買う機会を逸していたんですが、映画を見てますます読みたくなりました。
ミーハーっぽいけど(笑)近いうちに買って読むつもりです。

追記:白羽ゆりさんが水野の姉役で出てました。こんなに化粧の薄いとなみちゃんは初めて見た(笑)。アイメイク控えめだから薄く見えるのかな。
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