英国王のスピーチ
ご無沙汰ばかりですみません。
昨日、有給をもらえたので、ヅカブログのほうにも書いた「英国王のスピーチ」を見られるイベントに行ってきました。
今年のアカデミー賞を受賞した作品で、皆様よくご存知かと思いますので、くだくだしい説明は割愛して感想のみ…。

エリザベス2世女王の父君ジョージ6世のお話で、80年近く前の出来事でありながら、この話がかくも現代人に受け入れられたのは、彼の吃音に「心の問題」が深く絡んでいることが大きいと思います。
そして、それを治すローグの治療法は、発声練習のような具体的なものもありますが、主にカウンセリング。
まさに現代と同じことをやっているんですよね。
それらを決して大げさではなく淡々と描いていることが却って、現代を生きる皆の共感を呼びおこしたのではないかと思いました。
そこに加えて、ジョージ6世と王妃エリザベスをはじめ、幼いエリザベス王女(今の女王)、エドワード8世とウォリス・シンプソン夫人、ジョージ5世(写真や肖像画とそっくりでちょっとウケた!)、チャーチル首相ら、近現代史を彩った英国人たちの姿が点描されているのも面白さのひとつかもしれません。
ヨーク公爵時代のジョージ6世のセリフにもありますが、生まれた瞬間から王家という「会社」存続のために生きなければならなかった家族たちの感情がいっぱい詰まっていて、王家の人々を普通の人間と捉えた点も良かったのではないでしょうか。
そして、ジョージ6世を王子や国王ではない本来の「バーティ(ジョージ6世のファーストネーム「アルバート」の愛称)」に戻らせてくれたローグの真摯な治療と友情が、見終わった後、ドラマティックにではなく、じわじわと感じられた映画でした。
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