歌舞伎鑑賞教室
昨日、南座の「歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。

歌舞伎鑑賞教室

南座には、ミュージカル「阿国」を見に行ったことがあるんですが、歌舞伎を見るのは今回が初めて。わくわくしながらこの日を待ってました。

まずは、落語家の桂九雀さんによる「南座と歌舞伎」の解説。
これがまた楽しい!
歌舞伎について、いろいろなことを分かりやすく、笑いも大いに交えて話してくださいました。

この「歌舞伎鑑賞教室」は今年で14回目になるそうで、毎回「特集」のようなことをしているそうですが、今回は歌舞伎の「音」、とくに大太鼓について。
大太鼓は自然現象を表すことが多いようで、雨や風や波はもちろん、雪まで音で表現します。
たとえば、「雨」でいうと、「助六」の登場シーン。
私、以前から、助六がなんで傘をさしているのか分からなかったんですが、あれは雨が降っているからなんですね。
こういうふうに「音」についての約束が分かると、話の設定も分かってくるんですね~。感心。
では、「雪」はというと、たとえば「鷺娘」等に出てきます。
雨や風のときの撥とちがう先の丸い撥を使っていました。
ここではお客さんを一人呼んで、練習の後、歌舞伎のダイジェスト版(素踊りのようなもの)に音をつけてもらいました。

「音」についての説明の後は、舞台機構について。
セリや盆は宝塚でもおなじみなんですが、花道は歌舞伎独特のもの。
「七三」と呼ばれる場所で、役者が見得を切ったりするということや、歌舞伎通は花道の出口のカーテンが開閉する音を聞いて「○○屋!」などの声をかけること、スッポンと呼ばれる花道のセリから上がってくる人物は妖怪や怪しい人が多いということ等を教えてもらいました。
ここでもお客さんを呼んで、歌舞伎の衣装を身に着けてもらってました(ここでは可愛いお姫様の衣装でした)。ちなみにとても重いものだそうです。

そして、第2部は上村吉弥丈による歌舞伎舞踊「鷺娘」。
ここでさきほどの「雪」の音が出てきました。
吉弥さんの鷺娘は、歌舞伎をはじめて見たせいか「あっ、普通の女の人よりは大きいな」とは思いましたが、美しく可憐な娘ぶり。でも踊りが進んでいくうちに「女の恋の情念」が色濃く現れ、思わず見入ってしまいました。
この「鷺娘」の見どころは「引き抜き」や「ぶっ返り」といった衣装の早替り。
後見さんが衣装についている糸を引いたり、衣装を引き抜いたりすると、白い衣装が一瞬にして赤になったり、桃色になったり、紫になったり、また白になったり…。いったい何枚着ているんだろうと思うくらいの素早い早替りでした!
また、この早替りは単に観客の目をおどろかすだけではなく、衣装の色や髪型によって、感情の微妙な変化が見えるようになってるんだな~と思いました。そして、色が変わるたびに感情の変化を細やかに演じ分けた吉弥さんもほんとにすごい方だと感心しました!

囃方の演奏もとても素晴らしく、とくに三味線の音の美しさには聞きほれました。
謡の言葉はあまり意味が分からなかったんですが、声がとにかく素晴らしくて、生はやっぱりいいな~と思いました。
来年の「歌舞伎鑑賞教室」はもちろん、松竹座での歌舞伎や南座の「顔見世」も行きたくなりました!

南座


P・S 南座のすぐ横の和菓子屋さんで柏餅を買いましたが、これがまたすごく美味しかった!お餅がいいんですね。
今度はこちらの名物「祇園饅頭」も買いたいと思います(実は最初「歌舞伎饅頭」だと思って、そう書いてました。恥ずかしー!!)
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コメント

こんどは歌舞伎ですか幅広いですね
古典は小難しそうで敬遠してるけど、テレビでスーパー歌舞伎の新三国志を見てから
スーパー歌舞伎は観たいなと思ってます。
歌舞伎の要素を取り入れた、お芝居って感じで面白いですよ。
そういえば、来年の大河で信玄役の市川亀治郎さんって、たしかスーパー歌舞伎に出演さてる方ですよ。
縁│URL│04.28. 22:13 [ 編集]

縁さん、こんばんは。
以前からお友達のブログで歌舞伎についてちょっとずつ勉強させていただいてたんですが、やっぱり生はいいですね!
亀治郎さんのことも、友人のところで話題に出ていて、なかなか素敵な方だと思いました。
信玄は未知数なだけに楽しみです。
ささ│URL│04.29. 00:30 [ 編集]
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