歴史の愉しみ方
先月買った「歴史の愉しみ方」(磯田道史著。中公新書)を読了しました。
私は新しく買った本を2回続けて読む癖があり、これが2回目の読了です。
実は途中で宝塚の「Victorian Jazz」を見たため、数年前に買ったヴィクトリア女王の伝記を読み返したくなり、2回目の途中で放置してましたが、また戻ってきました。

この「歴史の…」は読売新聞で連載していますので、本になる前に読んでいるところも多いのですが、あらためて2回読んでもとても面白い。電車の中で読んでいると、笑ってしまいそうなところはちょっと困ります(笑)。
磯田先生といえば、「武士の家計簿」が映画化されたことで有名になった若き歴史学者。
何ヶ月か前、堺雅人さんと安住アナウンサーと一緒に京都を訪れているのがテレビで放送されてましたが、そのときもほんわかした感じの面白い人でした。
この本では面白さもさることながら、注目すべきは、磯田先生が今年から静岡の大学に移った経緯。
東日本大震災後、歴史的な大地震の記録を探し出して検証することが、近く来るかもしれない東南海地震の防災のために必要だと感じ(地震のメカニズムには周期的なものがあるので)、その震源近くに想定されていながら地震を研究する歴史学者が常駐していない静岡へ移る決心をされたそうです。
よく、「歴史って何のために勉強するの?」といわれますが、やはり、過去から学んで、それを今の人間に役立てるのが歴史の勉強の意味なのだと思います。
磯田先生は体を張ってそれを実践しているわけなのですが、これは福沢諭吉の言葉があったからとも記されています。
あまり書くとネタバレになってしまうので、気になる方は、ぜひ読んでみて下さいね。
もちろん、こういう真剣な話題以外にも、最初に書いたような笑えるお話もありますので、そこもオススメです。
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