ちいさくて切ない事件、そして…
昨日、レディスデーだったので、映画「小さいおうち」を見てきました。
なんということでしょう、まさか、泣いてしまうとは思いませんでした。
この作品の中には、本当はやっちゃいけないことや秘密もあるけど、そんな小さな事件や葛藤、言葉にはならないような複雑な想いを、圧倒的な暴力である戦争がこともなげに踏みにじっていくのが苦しくてやりきれなかったです。
そして、どんな生き方であれ、「みんなが生きている」ということは、こんなにも光り輝いていることなのか…とも思いました。
けれども、この映画は決して堅苦しいものではなく、少し笑えるようなところもあります。
そういったところは、山田洋次監督だからか、まるで「寅さんシリーズ」みたいだな…と思ったりもして(笑)。
そして、松たか子さん演じる時子の快活さと美貌、揺れ動く心、黒木華さん演じる女中のタキちゃんのいじらしさ、時子奥様に対する想いが、切なく美しく、そして、ヒリヒリするほど哀しく響き合っていたと思います。
ほかにも、いかにも昭和!というものを感じさせる片岡孝太郎さんや、若い繊細さを感じさせる吉岡秀隆さん(松たか子さんより年下に見えた)も上手かったなと思いますし、中島朋子さんはモダンでかっこよかったです(都会的な彼女の時子に対する想いが、純朴なタキちゃんと共通しているのはなかなかおもしろいと思いました)。
現代の部分を演じる方々も役にはまっていたと思います。倍賞千恵子さんが泣く姿にはこちらも胸が痛みました。
戦争以外は何も激しいものはない作品ですが、じんわりと心に広がるものがあり、もう一度見たいなと思える作品でした。
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