文楽「彦山権現誓助剣」
今年最初の文楽は、「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」。手軽に幕見で見てきました。
上方はやっぱりまだ松の内です。文楽劇場には門松と注連縄、それににらみ鯛と鏡餅もありました。
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この鯛はホンモノなのだろうか?
そして、もう一つのにらみ鯛(これは明らかに作り物ですが)が舞台上部に。
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やっぱり新春はいいなあ。
それだけでなく、新春に伝統芸能に触れられるのも嬉しいことです。

さて、「彦山権現誓助剣」ですが、たしか、松竹座で一番初めに見た歌舞伎がこれだったと思います。
あの時は「毛谷村」だけだったので、前後の物語があまり分からなかったのですが、六助の師匠を殺した微塵弾正ってこんな登場のしかたしてたのね。詐欺師まがいというか何というか…(苦笑)。
この人を巡って殺しだ仇討だと物騒なところもありますが、家族の物語なので、何だかほのぼのしている気がします。
「毛谷村の段」に至っては半分以上ほのぼのです。
とくに、六助とお園が絡むシーンが面白い。
六助が自分のいいなずけだと知るや否や、「あなたの女房はこの私!」と言い放ち、いきなりご飯の準備をし始めるお園ちゃん。呆れる六助。まるでラブコメでした(笑)。
あと、お園の甥で、六助がそのことを知らずに預かっていた弥三松(やそまつ)が可愛いです。「伯父様、ぼん(自分)にも仇討させて」って、仇討の意味分かってんのかいな(笑)。…まあ、この弥三松も母親(お園の妹)と祖父と守役を殺されているので、仇討する理由はあるんですけどね。
お園が紅梅の枝を六助の帯に挿してあげた後で、お母さんも椿の枝を折ってきて娘婿の六助の帯に挿してあげるんですが、ここ、なんでか笑ってしまうんですよね。歌舞伎で見た時もなぜかみんな笑ってました。
「毛谷村の段」の「中」を語った咲甫太夫さんは美声ですね~。思わず聞き惚れてしまいます。
切場語りの咲太夫さんの味わい深い語りも好きです。しみじみするな~。
これからもお元気で聴かせていただきたいなと思いました。

それにしても、文楽の幕見って値段の割に内容が濃くてお得ですよね~。
来月は初めて歌舞伎の幕見に挑戦します。無事にチケットが取れたらいいなあ。
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