マティスとルオー
私は飛び石連休のため、GWの間はどこにも行かないだろうな~と思ってたんですが、あべのハルカス美術館の「マティスとルオー」展に行ってきました(笑)。
ついでに言うと、「出かけるとしても、近くの中華料理屋さんでお得なランチを食べるくらいかな…」と思ってたお店の系列店(天王寺mioにあります)でランチもしてきました。もちろんお得なやつ(笑)。

さてさて、「マティスとルオー」は、1910年代から第二次大戦中・戦後と長きにわたって友情を育み続けた二人の画家の軌跡を、書簡とともにたどる展覧会です。
マティスとルオーはざっくり分けると、二人ともフォーヴィズム(野獣派)に括られると思うのですが、その色遣いや作風はまったく違っています。
そのカギを握るのは、二人の師であったモローの指導(二人は生涯にわたって師を敬愛し続け、折に触れてはモローの話をしていたようです)。
それぞれの個性を大切にするようにと教えたモローの言葉どおり、マティスもルオーも独自の世界を表現しようと試行錯誤を重ね、数々の名作を世に生み出し、また次の時代へも影響を与えました。
そして、その奥にあったのが最晩年に至るまでの二人の友情。
戦中の混乱した時代には、マティスが困窮するルオーに油絵の具の油(亜麻仁油)を送ったりもしたそうです。
また、彼らの芸術は彼ら個人だけで成り立っていたのではなく、周囲の人々の支えや交流あってのものだということも書簡によって分かりました(その中には日本人画商の名前もあります)。
あべのハルカス美術館は、一番最初に行った時、展示のしかたがちょっとミーハーかな…と思ったりしたので、少し心配だったのですが、今回は絵画のみの展示ではなく、書簡を効果的に織り交ぜたことで(書簡の展示のしかたも良かった)、芸術家を一人の人間として捉えることができ、とても感動的だったと思います。
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